フィルム・カメラとディジタル・カメラ
つい最近(2015年4月)まで殆どフィルムカメラを使っていました。
フィルムで撮ってフィルム・スキャナで取り込んでいました。
ディジタル化に逆らっていた訳ではなく、フィルムに色々利点があったからです。
フィルムのメリット
- 画質が良い。
- 良いレンズが使える。
- 電池の消耗が少ないのでフィルムの枚数はほぼ確実に撮影できる。
- 冬山で寒い所でも動作する。機械式カメラはかなり低温でも使える。コンパクトカメラはあまり寒いと電池が低下して動作しなくなる。
- 合理的理由ではないが、撮影していて楽しい。
- 今まで持っていた機材がそのまま使える。
フィルムのデメリット
- 撮影枚数がフィルム本数に限られる。デジカメは電池が持つ限り何枚でも撮れる。
- 現像しないと画像が見れない。デジカメは撮影中でも画像が見れる。
- フィルム・スキャナで取り込むのが面倒くさい。デジカメは転送するだけ。
- フィルム・スキャナで取り込む時に画像にホコリが入る。
フィルムカメラ/光学機械とディジタルカメラ/電子機器
フィルムカメラにはスペック以上に好きになってしまう。
合理的理由無しに好き。色気を感じてしまう。
見ているだけ、触っているだけで、気持ち良い。
だけど、ディジタルカメラはそうではない。
スペックを見て合理的に選択する。
フィルム・スキャナー
フィルム・スキャナーはNikon/COOLSCAN 4 ED(廃版)を使用しています。
ScanソフトはVueScan(9.0.21) を使用しています。
イメージセンサの大きいデジカメは・・
イメージセンサの大きいデジカメは良いと思う。レンズも良さそうだし、魅力ではある。
しかし、元々フィルムカメラが「フルサイズ」だったのに、フィルムカメラを持っているのに、そういうのを買わなくてもいいや。
一眼デジカメは重過ぎる、でかすぎる・・・
フィルム・カメラ
Nikon / New FM2
機械式・一眼レフ
大学の時に初めて買ったカメラ。当時はFE2が高かったのでNew FM2にしたのでが、機械式というには魅力がある。
機械式カメラというのは、シャッターに電気を使っていないので電池が無くてもシャッターは動作する。電池は露出計のみに使っている。
レンズの距離合わせも絞りもシャッタースピードも手動だが、ほとんど風景しか撮影しないので、苦ではない。楽しい。
冬山で低温でもシャッターが動作する。一度、厳冬期の北アルプスでシャッターが動作しなくなった事があったが、LEICA/M6より低温に強い。
LEICA / M6
機械式・レンジファインダー(距離計式)
コンパクト・カメラではなくちゃんと撮りたい時はM6の出番だ。
一眼レフより小型、軽量なのと、レンズが優秀なので、結構出番が多い。
撮影していて最も気分がいいのがM6だ。
レンズの出番が多いのは35mmだ。
RICOH / GR1s (28mm)
レンズが凄く良い。解像度抜群、逆光に強い。
サービス判(Lサイズ)のプリントでも解像度の違いが分かる。空気感がクリアに見える。
画面に太陽が入ってもフレアが出ない。
小さくて操作性が非常に良い。T3より操作性良い。
一番出番が多いカメラ。広角レンズなので岩登り、バリエーション・ルートは必ずこれだった。
CONTAX / T3 (35mm)
レンズがいい。がプログラム撮影が絞りを開ける傾向なので、ピントが浅くなる傾向あり。
縦走にはこいつが出番が多かった。縦走は35mmがちょうどいい。
Konica / 現場監督28
沢登り専用カメラ。
防水、頑丈なので多少ぶつけてもOK
フラッシュ光量が強いので暗い沢でもちゃんと写る。
かさばるので、沢以外は持って行かなかった。
レンズ・LEICA / M
- 15mm SUPER WIDE HELIAR F4.5 Aspherical 2 (Voigtlander)
- 28mm ELMARIT F2.8
- 35mm SUMMICRON F2 ASPH
- 50mm SUMMICRON F2
- 90mm ELMARIT F2.8
最も使うのは35mm。逆光に強いのも好きなところ。
15mm超広角も面白い。
90mmはほとんど使った事が無い。長焦点レンズは一眼レフの方が使いやすい。
一眼レフとレンジファインダー
光学的な違いはレンズからフィルムまでの距離です。
一眼レフはミラーがレンズとフィルムの間にあるので、その分距離が長くなります。
レンジファインダーはミラーが無いので、距離が短くなります。
どういう事かというと、レンズ設計においての自由度の差になります。
広角レンズは焦点距離が短いので、レンズとフィルムの距離が近い方が設計的に無理がありません。
故にレンジファインダーは広角向き、一眼レフは望遠向き、です。
ディジタル・カメラ
OLYMPUS / μTOUGH-8000
防水、耐ショック、耐寒を理由に沢用に買ったが、起動時間が長い、画質が悪い、ので使わなくなった。
しかし最近、接写性能がいい事が分かり、接写用カメラとして使っている。
FUJIFILM / XQ2
最近(2015年4月)に買った。
起動が早い、画質が良いのでメインで使用中。