概要:
- 山域/ルート
- 山形県/八久和川・中俣沢
- 期日
- 2019年8月11日(日)~15日(木)
- 行程
-
- 8/11 (1日目)
泡滝ダム 6:05 — 皿淵沢→トガラ沢 —10:10 稜線上・池 — 横沢(下降) — 15:55 八久和川合流地点手前で幕営 - 8/12 (2日目)
5:30 — 八久和川 — 16:30 自然プール(大沢付近?)手前・巻道付近で幕営 - 8/13 (3日目)
6:00 — 平七沢 — 11:55 呂滝 — 13:40 湯ノ沢付近幕営 - 8/14 (4日目)
5:30 — 5:55 西俣沢出合 — 中俣沢 — 13:50 15mダム状滝の高巻、終了 — 19:00 狐穴小屋手前で幕営 - 8/15 (5日目)
6:05 — 6:30 狐穴小屋 7:05 — 9:30 以東小屋 — 12:20 大鳥小屋 —16:30 泡滝ダム・駐車場・下山
- 8/11 (1日目)
- 天候
-
- 8/11 (1日目):晴れ
- 8/12 (2日目):晴れ
- 8/13 (3日目):晴れ
- 8/14 (4日目):曇り、夜は風強し。
- 8/15 (5日目):晴れ、風強し。暑い。
- 参加者
- 宮崎、武藤(信、文岳(3名)
画像:
報告:
8/11 (1日目)
泡滝に駐車し、林道を15分程歩いて皿淵沢出合。
堰堤を2,3個越してトガラ沢出合。
トガラ沢下部は花崗岩ののっぺりした岩が多い。コケ無し。岩のグリップ良し。
トガラ沢上部はガレ気味。
ツメは原生林の藪。
稜線付近に池がある。
ここから横沢に下降する。
結構、急斜面有り。懸垂下降は何度もやった。
また、降りる前にザックを下に投げて、空身で行く事もやった。(結構、有効だと思う)
また、淵に飛び込む(足場が下までない)事もやった。
横沢は距離が長く、なかなか八久和川出合まで着かなかった。
この日は八久和川出合手前、少し山側に入った幕営地に泊まる。
8/12 (2日目)
朝一、大きな淵に飛び込む。すぐに八久和川出合に出た。
対岸へ渡渉し、小尾根を上がって林の中を行く。斜面をトラバースし八久和川へ降りる。
ベンノ沢からトラバース道を探して藪漕ぎするが道は無く、川へ降りた。
ゴルジュ有り、巻き有りですんなり行かない。
やがて広い河原になり、芝倉沢出合に着いた。
昔、ここで鉄砲水に遭い、河原に置いたザックを流されて敗退した事がある。まさか再びここに来る事になろうとは思わなかった。
自然プールの先の滝を行こうとして色々やっているうちに時間を食ってしまった。
結局、自然プール手前から巻く事にし、その途中で幕営した。
8/13 (3日目)
岩屋沢付近に道が通っており、数人の人と会った。
先行パーティー(4人位。)は疲労のため、ここから切り上げるそうだ。
オツボ沢は手前から巻く。一度、オツボ沢に下りる。
ゴルジュの奥の滝を巻く。
呂滝、右岸を巻く。踏み跡、不明瞭。
釣りの時間確保のため、早々に湯ノ沢付近で幕営する。
しかし、釣れなかった・・
8/14 (4日目)
今日の目標地点は狐穴小屋。沢、最終日(の予定)。
歩いてすぐに西俣沢出合。西俣沢の方が水量が多い。
東俣沢、中俣沢出合もそこからすぐ。
今日は泳ぎ、水に浸かるのが少ないと思ったが、全くそんな事は無く、「釜を泳いで取り付く」が多い。
また、泳ぎかよ~。
水温も中流域より低い。
ザイル出して空身で右側を登る。空身じゃなくても行けた。
12m滝。左壁を空身で行く。難しかった。急角度、スタンスが細かい。
この先もこれでもか!と泳ぎが続く・・
スカイフックを使って水中から這い上がった個所も有り。
長い雪渓が出て来たので岩の小尾根から巻く。
踏み跡無し。藪漕ぎ。
ここからが大変だった。
思えば巻く地点が手前過ぎたのかもしれない。
小さい尾根2つと大きい尾根1つを越した。
急斜面のトラバースは大変で斜度の緩い個所を選んで移動する。
また急斜面の草付きは非常に滑り易く、歩き難い。
膝当て付のスパッツの膝部分が草付きのグリップが効いた。膝歩きで草付きを歩いた。
散々苦労したが、尾根を越え15mダム状滝の上に下りた。
ここから上はすんなり行けるのかな~と思っていたが違った。
またしても巻き有り。またかよ~。
そろそろ源頭部のきれいな所にでるのかな~と思っていたら、長い雪渓(200-300m)がドーンと出て来た。
で、巻いたのだがコレがまた大変だった。
もっと違った方法があったのかもしれない。
この雪渓の上の滝も一緒に巻いた。
狐穴小屋まで行く予定が日が暮れてしまい、ビバークした。
次の日、30分歩いて狐穴小屋に着いた地点だった。
最後まで手強い八久和川だ。
夜は風が強かった。
その他:
- ザイル:30m×2本 丁度良い。
- 手袋:ホームセンターで売っている作業用手袋(掌側がゴム)が擦り切れずに使えた。他の手袋は擦り切れていた。ただし甲側は虫に刺され放題。
- 虫対策(行動中):ハッカ油は効いた。持続時間は4時間位。防虫ネットは SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) モスキート・ヘッドネット 役に立った。小型。メットの上からやっていたので、耳を刺された。物によっては水に濡れると視界が悪くなる。
- 虫対策(泊):タープの内側に蚊帳を張った。役に立った。
- コケ、ヌメリは無し。飛び石のグリップ良し。
- 渡渉で困難な個所は無し。(もちろん場所を選んで)
- 泳ぎは多い。今回は流れが強くて難しい個所はほぼ無し。
- 雪渓で高巻きは2,3回有った。違う方法があったかも。