初心者の人はすぐに欲しくなるマグカップ。でもちょっと待って下さい。
マグカップのザック外付けはNG
デメリット
マグカップに限らずザックの外付けは最小限にした方がいいです。
なぜなら木の枝等に引っ掛けてバランス崩す危険が有るからです。
引っ掛けて落とす事もありますし。
ハイキングやトレッキングではその様な危険は少ないと思いますが、岩登りや沢登りの人はそういうのを気にします。
沢登りでは藪っぽい所を通るのはよく有る事ですし、めったにやりませんがザックを吊り上げる事もあります。なので、岩登り用のザックはツルンとしたデザインが好まれます。
また、ゴミ袋を外付けするのもNGです。ゴミ袋を落としたり、散乱する事があります。
メリット
外付けするメリットは特に無いです。マグカップを緊急的に使う事も無いですし。
水場で水を飲む時もマグカップ無くても飲めます。
マグカップはシングルウォールかダブルウォールか
- シングルウォール(一層構造):値段が安いし、軽いからこれにしよー。
- ダブルウォール(二層構造):シングルウォールより機能(保温性)が上だから、こっちだ。
というふうに選んでいる人が多いと思いますが、違うんです。
ダブルウォールとシングルウォールは機能的にはトレードオフの関係なんです。
ダブルウォールは「保温性」という機能がある代わりに「カップを火に掛ける」機能を失っています。
シングルウォールは「カップを火に掛ける」機能が有ります。
そんなに重要じゃないかと思うかもしれませんが、火が有っても、火にかける容器が無いとお湯を沸かせられないのです。(当たり前じゃ)
なぜダブルウォールは火にかけられないかというと
- 火にかけると破裂の恐れがあるので禁止
- 保温機能のため、火にかけても温まらない。
日帰り登山のカップラーメン用なら、コッフェルではなく、軽量化のため、大きめのマグカップでお湯沸かしてもいいかもしれません。
また、ガス・ストーブではなく、アルコール・ストーブにして更なる軽量化を目指すのも楽しいかもしれません。
と言う訳で以下のようになります。
- シングルウォール(一層構造):「火にかける」機能は有るが「保温性」無し。軽量。
- ダブルウォール(二層構造):「火にかける」機能は無いが「保温性」有り。少々質量増し。
私のお勧めはシングルウォール(一層構造)です。保温性の差は程度の差ですが、火にかけられるのは可能性の差だからです。
個人的には便利性より軽量化優先というのもありますが。
水汲みにはマグカップが必要な事も
プラティパスの意外な欠点にも書きましたが、水流の斜度が緩い水場の水汲みは小さい容器、またはマグカップでないと出来ない事があります。
大きい容器では周囲に当たってしまい、緩い斜度に傾けられないのです。
マグカップの収納
マグカップの大きさにもよりますが、ペットボトルやビールを入れて収納するとコンパクト化できます。
ビールは小石の有る地面に置いた時に運が悪いと、アルミ缶に穴が開いて「プシュ~」と漏れてしまう事がありますが、マグカップに入れておけば防げます。
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