山でお米、炊いた事ありますか?
水加減と火加減の関係が分かれば簡単にできます。
やり方が分かれば大失敗は避けられます。
水加減と火加減の関係をグラフ化してみました。
目次
基本的なやり方
- 先ずは水の量。米の2倍強の水を入れます。
- 火にかける。始めは強火。沸騰してきたら、弱火。炊き上がるまでひたすら弱火。
吹きこぼれるけど、弱火。 - 炊き上がったら火から降ろして蒸らす。→出来上がり。
詳しくは初めての炊飯(レトルトカレーとお掃除)を参照ください。
なぜ失敗するか?
炊飯の失敗例としては次の通りです。
- 芯が残る米、底の方は焦げている。(炊く時間が短かすぎる。)
- 芯が残る米、底の方は焦げている(1の状態)ので水を足した。
炊飯中に水を足すと米が変質するのか、激マズになります。
自分は昔、何度も失敗した。 - ぐしゃぐしゃになった。べしゃーとなった。(炊く時間が長すぎる。)
それではどうしてそうなるのか見ていきましょう。
水の量と火の時間のグラフ
グラフの説明
見ての通り、横軸→:時間、縦軸↑:コッフェル内の水の量 です。
「水量1」:水量が少な過ぎの場合
「水量2」:水量が丁度いい場合
「水量3」:水量が多過ぎの場合
「水量・下限」:水が減少し、底が焦げ始めるポイント
コッフェル内の水量は減少する
当たり前ですが、コッフェル内の水は加熱している間、減少し続けます。
水は底に溜るので、上部から水が無くなり、底の水が無くなった時点で底から焦げていきます。
水量・下限では熱が伝わり難くなる
水量・下限とは・・お水タプタプ状態から水が減って、すっからかん状態の事です。
フタを取って中を見てもぐつぐつ沸いてきません。
水に米が浸かっていないので、熱が伝わりません。
熱が伝わり難い状態で加熱を続けると・・
・・・底では焦げて、上の方は加熱不可になります。
「水量1」(水量が少な過ぎの場合)は上は芯がある米(加熱不十分)なのに、底は焦げている状態になります。
途中で水を足すのはNG
熱変化なのか水を足すと不味くなります。
なので、水不足の場合はこのまま炊いて「芯がある米、底が焦げる」か「水を足して不味くなる」かの選択になります。
どっちも嫌ですが、私のおすすめは「芯がある米、底が焦げる」です。
加熱しすぎるとぐしゃぐしゃになる
水が多過ぎてぐしゃぐしゃになるのではなく、加熱しすぎてぐしゃぐしゃになるのです。
水が多過ぎても加熱時間が丁度良ければ、米の炊き具合は丁度いいが、水が多過ぎる状態になります。
ベストは丁度いい水量と加熱時間
つまり、初めの水の量が加熱時間を決めるという事です。
「丁度いい水の量」=「丁度いい加熱時間」
途中でフタを開けてもOK
炊いている途中でフタを開けるのは、圧力が抜けるので嫌がる事が多いですが、バンバン吹きこぼれるのを見れば分かるように、圧力はかかっていません。
慣れていないうちはフタを取って炊いている米を味見してみましょう。
上部と底の2ヶ所の味見をすれば、状態がより良く把握できます。
結論:失敗しないやり方は
初めはピッタリの水加減、火加減は難しいので、水多めで加熱時間丁度を狙います。
下図でいうと「水量3」で「火の時間_2」です。
ちょっと水は多めですが、「芯がある」「焦げる」は防げます。
さぁ、山で米を炊いてみましょう!
重さもアルファ米と変わらないし、値段も安いし、何より美味しいし、量の調整も楽だし、いい事ありますよ。