雪山生活・テント設営

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場所の選定

雪山では幕営指定地以外の所に幕営する事があります。

行程の都合もありますが、以下の条件を考慮して幕営地を選定しましょう。

  • 雪崩の危険を避ける。斜面ではなく尾根上の方が危険は少ない。
  • 風の強さ。樹林帯と森林限界以上を比較すると樹林帯の方が風避けになる。
  • 地形的に平坦な所が張りやすい。

整地

雪を掘り出したり、削ったり、盛ったりして、幕営地の平坦な土台を作ります。

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整地前

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整地後

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テント設営

  1. 土台にする範囲を決める。雪面に線を引く等。
  2. 雪を踏み固める。
  3. スコップで雪を削る、盛る。凍って硬い所はピッケルで崩す。
  4. 微調整。スコップで平坦にする。
    この際、目線を地面に近づけて平坦度を確認する。目線が高いと平坦度がよく分からない。
  5. 1人用テントの場合、中央を凹ませると寝る時に安定する。
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目線の高さ/どちらが床の凸凹が見やすいか?

テント設営

  1. テントを広げる。風に飛ばされないように注意!
  2. ポールを出す。
    ポールの繋ぎ目に雪が着くと凍り付いて抜けなくなるので注意。雪の上にポールを置かない!
  3. ポールを通して、テントを建てる。
  4. 張り綱を固定する。
    アンカーは、ピッケル、ワカン、ストック、木の枝、等工夫しよう。
  5. テント内にテントマット(銀マット)を敷く。
    オールウェザーブランケットが丈夫でコンパクトなのでお勧め。
    銀マットは撤収時に床に貼り付いて、はがす時に破けやすい。
    オールウェザーブランケットは丈夫なので破けない。
    重量は銀マットと同等だが、コンパクトなのが良い。
    ペラペラなので保温性無し。
    穴開けなければ、防水性は完璧。
    欠点は熱に弱い事。火にかけたコッフェルを直接置くとすぐに穴が開くので注意!

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  6. テント内に雪を入れないようにしたいが、降雪時や強風時はそうも言っていられない。場合によっては靴のままテントにまず入る事もある。
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南ア/夜叉神峠

銀マットの銀は何のためか?

熱の伝わり方は3通りあります。

  1. 熱伝導
  2. 対流
  3. 熱放射

熱放射は太陽から地表へ熱が伝わる様に光や電波(電磁波)によって熱が伝わります。

銀マットの銀面はこの光の熱放射を人に当てて暖めようとします。

なので、直接銀面に触っても熱放射のご利益は無しになります。

とっても強力な例は、太陽パネルの鏡で集光する物です。

鏡に触っても熱くないです。

鏡が反射する光が熱いのです。

正直、銀マットの放射で暖かいと思った事ないです。

ただ、テント内が明るくなるのはありがたいです。

その他

  • 積雪時の脱出にそなえてスコップは出入口の近く、手の届く所に置いておく。
  • ワカン、ピッケル、ストック、ヘルメット等、外に置いておく物は雪に埋まって行方不明になる事がある。
    「そんな事あるわけないべー」と思っているあなた。本当になくなった人、行方不明になったので散々掘り返した人がいます。
    なので、芋づる式に出てくるように連結しておく。

テント撤収

パッキングの優先順位

複数人のパーティの場合、個人のパッキングを優先してテント撤収が遅れる事が多い。

結果的にテントを持つ人のパッキングが遅れ、パーティ全体の出発が遅れる。

そうならないように、個人のパッキングはテント撤収後に行おう。

忘れ物確認

撤収前に忘れ物が無いか確認しよう。よく忘れるのが、手袋、サングラス、等。

ポール

ポールをスリーブから抜く時は途中で外れないように、押しながら抜こう。引くと外れてしまう。

ポールを畳む時は、中のゴムが偏らないように、半分づつになるように畳もう。

雪落とし

テントに着いた雪、霜、氷はなるべく落としてから畳もう。

テント内部の雪も出そう。

テントは凍ってゴワゴワになると、嵩が大きくなる。場合によっては元の袋に入らなくなる事もある。

スコップ

使用のスコップ:Arva : ACCESS  440g アルミ製、軽量で良い。

スコップのブレードはプラスチック(ポリカーボネート)ではなく、金属製が良いです。

凍って硬い雪にプラスチックは負けてしまいます。

金属製は負けずにガツッと削ってくれます。

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スコップの用途

  • 雪崩捜索時に埋没者を掘り出す。
  • 幕営地の整地
  • 水用の雪を集める
  • テント回りの雪かき
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