骨盤の傾きをコントロールし、パワーがかかる方法を紹介します。
やり方
- ヘソの下を凹ます。ドローインする。
- 仙骨を締める。骨盤を回す様に引く。
以上ですが、イメージとしては「大きな球をへその下と両腕で抱える様にする。」感じです。
結果的に脊柱のS字の曲がりが少なくなり、C字の様になります。
猫背に見えますが猫背の様にダラっとした感じではなく、グっと張る感じです。
骨盤だけ引くのはうまくいきません。腹を引く(ドローイン)してからでないとパワーがかかりません。
効果
- 登る足の力が入りやすくなる。ギアがグッかかる様。
- 背中がロックされる様。
- 背骨(脊椎)のカーブがS字からC字になります。
- 上半身+下半身の結合が強化され、安定する。
- 重心が後ろ(踵側)にズレる。
- 急斜面の下りの時のへっぴり腰(腰が引ける)の逆動作。急斜面の下りにやれば、体勢が安定する。
他のスポーツでは
他のスポーツでも骨盤の傾きによってパワーを引き出す方法をやっています。
- 自転車、ロードバイク:乗る姿勢で「骨盤を立てる」
- 太極拳:第一式、起勢(チーシー)
- 気功:站椿(たんとう)
それで
ここまで書いてなんですが、登山している多くの人は無意識にこの事をやっていると思います。(自分がそうだった。登りも下りもやっていた。)
でも意識的にできれば、パワーをかけたい時にやる事ができます。
初心者で無意識のうちにへっぴり腰になっているのに気付いたら、これを思い出して欲しいです。
しかし、なぜパワーがかかる様になるのか分かりません。
参考図書: